始めに
こんにちは、まんじです!
今回はプログラミングを始める前にあるあるの疑問
「プログラミングを勉強して、結局どうやって稼ぐん?」
というお話について書いていきたいと思います。
結論から書くと、プログラミングをやって稼ぐには大きく分けると2パターン * 2パターンがあります。
- パターン①: ウェブエンジニア(ソフトウェアエンジニア)
- 正社員になってウェブ系エンジニア(ソフトウェアエンジニア)をして稼ぐ
- 実務経験を積んで準委任契約のフリーランスエンジニア(ソフトウェアエンジニア)をして稼ぐ
- パターン②: ウェブ制作系エンジニア
- 正社員になってウェブ制作系エンジニアをして稼ぐ
- 正社員経験を積むか最初から独立して請負フリーランスエンジニアをして稼ぐ
ウェブ系のエンジニアとウェブ制作のエンジニアだと求められる深さ(勉強量)や稼げる金額やら界隈やらもだいぶ違うので、今回はそこらへんについて解説してみたいと思います。
※ プログラミング使ってビジネスをする場合とかはまた別です
ざっくりとウェブエンジニアとウェブ制作の違いについても稼ぐという観点で最初に書いてみました。
- ウェブエンジニア
- 学習コストが高く求められる技術力が結構高く全体的に優秀な人が多い
- 正社員だと収入はぶっちゃけ普通(全体平均で見れば高いほうだけど)
- 準委任契約フリーランス(稼働時間を売るタイプ)になりやすく、フリーランスになると年収800~1000万の高収入レンジに大した技術力がなくてものせやすい
- 技術力にフォーカスしがちになるので一般レベルの収入レンジを抜けにくい
- ウェブ制作
- 学習コストは低く求められる技術力はまあまあ低い
- 正社員だと収入は安く、王手のITウェブデザイナーの下位互換になりがち
- 準委任契約フリーランスと請負フリーランスどちらにもなりやすい
- 収入を上げるためには請負フリーランスを徐々にチーム化や会社化するのが定番の方法
- 請負業務をスケールさせたりしていくことで一般レベルの収入レンジが抜けやすいが、逆に言うとそれができないとぶっちゃけ稼ぎにくい
今回はここらへんを深掘りしてみます。
ウェブエンジニア(ソフトウェアエンジニア)の場合
ウェブエンジニアの場合は、プログラミングを勉強してから正社員か準委任契約フリーランス(時給とか月単価で働くタイプ)でお金を稼ぐことになります。
ネットで見ると、すごいイケてるというか、「楽してリモートでどこにいても稼げて高い給料」みたいなイメージとか広告が多いんですが、情報系出身のプログラミング大好きっ子とか高学歴や経歴が強かったりするガチ勢が実際は多いです。
特に優秀な人が多く集まる場所に行くと、メガベンチャー出身はごく普通で、東大院卒でコンピューターサイエンスやってた人とか、GAFAM出身とか、ガチ勢海外勢とか、そういった人が次々と出現してきます。
なので、ピヨピヨ系が来ても蹴散らされることが多いのがリアルなところではありますし、自分も駆け出しの頃は蹴散らされていました。
蹴散らされてた頃はこれ。
ただ、意外と量つっこんでやるとそういった強い系クラスタを超えることはできなくても一緒に問題なく仕事できるぐらいにはなるんで、案外なんとかなります。
そんで良く言えば、頑張った分だけ(作業ゲーを多くすることで)良い待遇が得られるって感じで、
悪く言えば、プログラミング始めたら楽々にリモートで月50万円稼げるとかは存在せず(少し頑張ればいけるけどね!)、役立たずだと仕事にならないので人権もくそもない界隈と表現できます。
プログラミングで稼ぐ場合も他の職種や界隈と同じで、下積みから始めて少しずつ自分が強めの立場にいくこと(バリューを出すこと)で、良い待遇になってきます。
正社員とフリーランスに分けて解説してみます。
正社員の場合
基本的に年収が300~400万代ぐらいからスタートしていって、年功序列っぽい会社だと普通に働いていても毎年年収で30~50万円ベースぐらいでしか上がっていきません。50万は基本的に上がらないかも。
メガベンチャーとかで元々学生時代からプログラミングしてた人とかは最初から500~600万円代スタートもありますが、かなり稀で大学生時代からインターンで実務を1~2年やってたりするクソ優秀な層です。
正社員でプログラミングで稼ぐってなると、一般的にまあまあ高い年収が出る業界での他の職業と稼ぎやすさはほぼ変わらないと思います。多分。
むしろ最初に学習コスト(勉強時間)もかかって、その後もある程度は勉強を継続したり難しい部分で詰まったりするので、大変なことも多いです。
でもリモートワークはめちゃくちゃしやすいのと、あとは慣れてくるとなんだかんだで仕事は徐々に楽になってくるし、スキルもついてくると収入やら自己肯定感も上がってくることが多いです。
あと正社員で実務経験を積むことによってフリーランス化しやすいっていうメリットもあります。
フリーランスの場合
フリーランスになればプログラミングで稼げるってわけでもなくて、正社員とは違っていろいろとリスクを背負ってその分だけ給料が正社員で働くよりは上げられます。
あと税金コントロールも効くので、可処分所得が増やしやすいです。
フリーランスエンジニアって側から見るとあほほどできそうなイメージが最初はあったりしますが、実際は全然そんなことなくて、悪く言うなら派遣されてきた人みたいなそんなイメージです。
普通に正社員で問題なく仕事できるならフリーランスになれて、正社員よりも保障みたいなのがない代わりに給料をそこそこ高くしやすいって感じです。
実務経験2年とか結構頑張ってやってフリーランスになって多めに(1日9時間とか10時間を週5で)働けば年収1000万前後とかも普通にいける世界です。(忙しいけど)。
こう見るとまあまあ夢があるというか、悪くはない現実があります。
年収1000万!みたいなのが実現可能な現実があるので、プログラミングは稼ぎやすいみたいな言葉が一人歩きするのカナーとか思ったりもたまにします。
ウェブエンジニアで稼ぐのはフリーランスの場合でも正社員の場合でも、受験勉強みたいな感じの真っ正面から量で押していくスタイルにすごく似ています。
(仕事8時間して、さらに残った時間で勉強やら仕事の技術を勉強してぶち上げていくのが王道パターン)
一般的に見ればかなり良い待遇ではあるけれど、仮にフリーランスになっても本当にイケてる職業と比較すると良くも悪くも「地味」かなと個人的には思っています。
あと記事の最初の方にも書いた通り、いくら技術力をつけても自分で手を動かすことになるので、収入の限界ゾーンみたいなのがあったり勉強量や実装時間が増えてプライベートの時間が減るなどの微妙な側面もあります。
ただ、、、年収1000万円ぐらいまではどう考えても、上げやすいです。
それ以上の収入レンジというか資本主義自由度には上げにくいです。
この層になるとビジネスや投資を始めたり、技術力やらで得た知見などをベースに徐々にエンジニア辞め始める時期になります。
ウェブ制作系エンジニアの場合
ウェブ制作はウェブのエンジニアよりも軽めのプログラミングで稼ぐことになります。
具体的には、html,css,javascript,php(wordpress),shopifyなどのそこまで学習コストがかからない技術で稼いでいくタイプです。
「ウェブエンジニアより簡単なプログラミングで稼げるならそのほうがよくね?」という側面もあるんですが、学習コストが低いと労働相場みたいなのも安くなりがちで、ウェブ系のエンジニアよりも稼働時間に対しての報酬は安いケースが多いです。
よくウェブエンジニアからウェブ制作は雑魚だの技術力が低いだのみたくdisられがちなんですけど、ビジネスのレイヤーは上げやすいので(商流を上げやすい)完全に微妙とも言い切れないです。
ただひたすらWebサイトの制作をさばきまくってるだけだけど、クソ優秀で技術力があるエンジニアよりも稼ぐ人は実際いるというか、そもそもビジネスの本質としては技術は手段でしかないのである意味でこっちのほうがビジネスに近いです。
正社員の場合
年収はウェブエンジニアと比べると低いことがほとんどです。
学習コストが低いのとそこまで難しいことは要求されないということもあって、ウェブエンジニアというよりかはウェブデザイナーに近いようなイメージです。
難易度が比較的優しめなので、労働で得られる収入はウェブエンジニアよりは安くなりがちです。
あとこういっちゃあれなんですけど、ウェブエンジニアよりも優秀ではない人が全体傾向としては多いです。
フリーランスの場合
準委任契約契約(月単価や稼働時間に対して報酬が支払われる)のフリーランスはウェブ系に比べると少ない印象ですが、準委任契約も請負契約もウェブ制作だとどちらもいけます。
正社員同様でウェブエンジニアよりは準委任契約の報酬は低いケースが多いですが、請負(まるっとサイト1個納品みたいな)に移りやすいので、動画編集みたくディレクターなどのビジネスレイヤー層にまわりやすいのがメリットです。
稼げない人は全然稼げないけど、稼ぐ人(上手に営業やビジネスの仕組みが作れる人)は技術力高めのエンジニアより全然稼ぐというか、スキームがそもそも違うので、ウェブエンジニアでフリーランスになるよりもうまくできればこっちのが稼げます。
技術力というよりかは営業力などのが大事です。
ネットで発信してる人でエンジニアで自称年収2000万円とか3000万円系の人は大体こっちのウェブ制作側に区分されることが多いです。
というよりも、ウェブエンジニアで準委任契約(時給や月単価)の場合に年収で2000~3000万円とかのレンジに乗せることは日本だとほぼ不可能です。
ざっくりと稼ぎ方について書いてみると
ウェブエンジニアの場合
稼ぎ方: 労働力を基本的には売るけど、その労働力が専門性が高いので高い時給が出やすくて食いっぱぐれにくい
こんな感じ。↓
- 受験勉強みたく頑張って勉強して働けば無難に収入が上がる
- 高い専門性が真面目にコツコツ頑張ることで身に付く結果、収入の下限値が明らかに上がる
- フリーランスになると一気に平均的にみて高収入レンジにのせやすい(年700や800万円~)
- 良くも悪くも安定的に地味にコツコツとやって稼ぎを増やす必要がある
- 界隈全体の傾向として優秀で勤勉な人が多い
- 普通に時間を売ってると収入のアッパーは低い(普通の人だと年1000万円ぐらいがなんだかんだでアッパー感ある)
ウェブ制作の場合
稼ぎ方: 労働力を売るけど、専門性はそこまで高くないので労働力を売ってもそこまで時給は出にくい、一方でビジネスの商流はウェブエンジニアに比べると上げやすいので請負フリーランスをうまくいくとウェブエンジニアより稼げる。
その他の細かいことを書くとこんな感じです。↓
- 技術力や高い専門性は不要だけど人に雇用される場合は年収レンジが安い
- 学習コストが低いわりに営業やビジネスサイドをしっかりやると経営者レイヤーに移動しやすい
- 裏を返すと経営者や請負フリーランスに上手に移動してそこで成功しないと収入は安い
- スキルレベルだけで言うと、王手のIT企業のウェブデザイナーが完全に上位互換として存在してしまいがち
- 優秀なウェブデザイナーはLPとかそらこへんのコードはゴリゴリ書ける
ネットの情報商材、良く言えばコンテンツビジネス界隈のプログラミングは基本的にこっちのウェブ制作が多いです。
ウェブエンジニアとウェブ制作どっちで稼ぐのがいいのかとかは両方ともメリットデメリットがあるので白黒つけにくいです。
まとめ
ウェブエンジニアの場合は専門性を高くして高い時給を出すって感じで、ウェブ制作で稼ぐ場合はいかに案件を取るかってのがプログラミングを使った基本的な稼ぎ方です!と言うお話でした。
他にはKindle書籍を売るとかプログラミングの講師をやるとかもあるんですけど、そっちはプログラミングをやって稼ぐという側面よりもプログラミングをベースにビジネスをしたりって感じになるかなーと思います。
ただどんなスタイルを取っても労働形態だとやっぱり年収で1000万円ぐらいで忙しい感じあたりが限界になりがちなので、ビジネスや投資ってのは普通に働いて稼ぐ以上のものを求める場合には必要にはなってきます。
ウェブエンジニアで時給4000円ぐらいのレンジ(年収で700後半~800万円ぐらい)にさっさと乗っけて、ビジネスを作っていく、みたいな守りつつ攻めもするみたいなことはエンジニアだと普通にできるのでそういうのはいいところです。
終わりなので、よかったらこいつらもぜひ!