始めに
こんにちは〜、まんじです。
今回はPythonで副業をやっても稼げない理由について書きたいと思います。
厳密には「非エンジニアがPythonで副業をやっても稼ぐのが難しい理由」です。
あと一応、Pythonの副業でどうやって稼ぐのかについてもざっくりと書いています。
前提条件: 「Python副業で稼ぐ」というニュアンスの技術力では厳しい
全体的に言えること
基本的にプログラミングとかソフトウェア開発においては非エンジニアよりもエンジニアのほうが技術力が高くて生産性が全く違うので、非エンジニアまたは実務経験がない人がPythonを勉強して副業案件(スクレイピングなど)GETして稼ぐというのは厳しめです。
スクレイピングでもなんらかの自動化処理とかの場合でも、「Pythonを少し勉強して月5万円稼ぐ」みたいなタイプの人よりも、毎日ゴリゴリに開発してる人のほうが仕事の見積もりから作業が早くて丁寧にできるからです。
ざっくりとこんな違いがあります。
- 副業で稼ぎたいタイプの場合
- そもそも要件の定義ができない
- 工数の見積もりができない
- 技術的に実現可能かわからない
- いざ作業工程になってもスピードが圧倒的に遅い
- エンジニアの場合
- 要件定義可能
- 工数が見積もれる
- それに伴って単価なども分かる
- 技術的に可能かどうかわかる
- 例えば、どっかのサイトをスクレイピングするにしてもBot検知が厳しいかどうかなどを知っていたりその場合もどうするか頭の中にある
- 作業スピードが早くて丁寧
ざっくりと言うなら、普段から開発しまくってる人のほうがPythonで仕事をする場合には、いろいろと良い、という感じ。
逆に言えばそういう普段から開発しまくってる人をライバルにするのはコスパが悪いです。
例えるなら、税理士と同じ税金の分野で素人が戦おうとしてるイメージ。
そもそもスクレイピングや自動化などの案件は存在するのかというお話
スクレイピングや自動化などの案件に関してはクラウドワークスとかだとクソ安い単価でかつ発注元が個人とかが多いので微妙なものが多いですけど、それらの案件自体は存在します。
データをスクレイピングしてデータを処理して表示する系のソフトウェア開発をしてる会社の場合には、スクレイピング要員が必要なので継続的に仕事を依頼されることも多いです。
ただ、その場合は1回5万円とかではなくて時給〜円の準委任契約になることが多いように思えます。(もちろん、本業エンジニアの時給より低く設定されるケースが多い)
もし非エンジニアの場合でもそういった継続的に作業が必要な案件を引けてその作業を必要している企業とマッチした場合には、Pythonの副業で稼ぐってことは一応現実的には可能です。
その場合も非エンジニアよりもすでにエンジニアしてる人とマッチする率のが圧倒的に高いってのはありますけど。。。
一方でPythonの副業で稼げるケース
1: 実務経験のあるエンジニアで準委任契約でシンプルにPythonを使ってる場合
API開発やサーバーサイド開発などを準委任契約で副業する場合のすでにPythonか他言語を扱えるサーバーサイドエンジニアの場合は普通に副業で稼げます。
経験次第ですけど、時給3000~6000円ぐらいの幅で働けるのが一般的な時給レンジです。
月決めの場合は「月〜の稼働時間で〜万円ね」って感じの単価の決め方になります。
稼動時間とか経験次第ですけど、平均的な会社員の手取りぐらいの金額を副業で稼ぐ人は稼ぎます。
2: 技術力はないけど案件を継続的に受注できている場合
上のほうにちょろっと書いた例で、非エンジニアや技術力が著しく市場的に見て低い場合でも、偶然企業とマッチしてスクレイピングとかデータ処理作業などを継続的に受注(準委任契約で稼働)できている場合はPythonの副業で稼げます。
ただ、繰り返しにはなるんですけど、そういったケースでも非エンジニアや技術力が低い状態よりもエンジニアで技術力が高い人のほうが案件獲得率が高くなってしまいます。
もし非エンジニアかつ技術力が低い状態でそこらへんを狙っていくならひたすら営業や案件への応募をしまくるという作業が必要になります。
3: 技術力はないけどPythonベースでビジネスを作れている場合
これはほぼほぼないケースというか難しいケースなんですけど、特定の領域での作業の自動化ツールなどを作ってそれを主に会社にサービスとして提供して稼ぐ場合です。
技術力というよりかはビジネスを構築する力(商品作ってそれを営業やら集客して販売する)が必要になりますが、、、かなり難しいってのはあります。
具体的な難しいポイントが、「ツールやソフトウェアをPythonで作って誰かに売って成約を取る」ってところです。
その他: 非エンジニアがPython副業で稼ぐにはどうすればいいのか
ケース1: 低い技術力でも気合いで案件を受注する
主に技術力というよりかは営業力で勝負するってスタンスですけど、それなら営業をメインにしたほうがよくないか感は多少あります。
本当に最低限の技術力を1~2ヶ月程度の学習で身につけて、そこからひたすら受託タイプの案件に応募しまくったり営業しまくって案件を獲得してPythonの副業で稼ぐというスタイル。
具体的に必要な勉強の分野に関していうと、以下の2つです。
- Pythonのプログラミング言語自体の文法
- ライブラリ使って自動化系(スクレイピング、データ処理系)
限られた技術力とか実現可能な技術範囲で営業して案件を獲得できるかという部分がネックになります。
個人的にはこういった方法を取るなら営業やらECやら転売やらとか別の副業のがいいんじゃね?とは思ってしまうところはあります。
ケース2: エンジニアに転職
大体4~6ヶ月ぐらいかけてプログラミング勉強してソフトウェアエンジニアになって本業エンジニアしてPythonの副業でも稼ぐようなスタイル。
これに関しては時間がかかりますけど、再現性でいうとわりかし高めです。
ケース3: Pythonでプロダクトを作って売る
なんかしらの自動化ツールなど、いわゆる業務ツールと言われるものなどを作ること自体はものによりますがそこまで難しくないので、それを作って売っていくというスタイル。
作ってそれが成約させられる、作ったものにお金を払ってでも使いたいと思えるようなものを作って、かつ、制約を取るという部分が難しいです。
普通に本業でエンジニアしてる人も物は作れたとしても、ビジネス的な側面でうまくいかないことが多いです。
*作ったものにニーズがない、作っても営業活動ができない、作っても集客ができない、など。
まとめ
Pythonで副業、、、に関していうと、エンジニアを本業をやってる人なら普通に稼げるし、一方で非エンジニアの人が少しPythonを勉強して稼ぐってスタンスだとかなり厳しいってのが現実です。
専門性を持った人と同じフィールドで専門性が非常に低い状態で戦うことになるんで、分が悪いと言えます。
もしプログラミング使って稼ぎたいとかそういうニュアンス?スタンス?マインド?がある場合は、エンジニア転職とか就職とかを検討すると良いと思うかも〜ってのはあります。