始めに
ういっす、まんじです。
今回は2022年の4月頃くらいから??2023年の4月頃にかけての個人開発が全て失敗したので、クソ反省もかねて共有したいと思います。
1個目: 物販系の発送シートCSVを自動でクリックポストのフォーマットに合わせるツール
概要
昔Amazonやらで物販とかをしていたので、その知見を使って(当時は欲しかった…)自動化ツールを作ればいいんでね?みたいななんか雰囲気で思い始めて作り始めて、それを作りました。
結果
作ってデプロイした瞬間に挫折。
当時の振り返り
そもそもReactを1年ぐらい実務で触っていたけど、Reactでの実装が遅すぎたし、ReactのCSSフレームワークMUIに対する知見もなさすぎたし、Dockerを使ってデプロイとか、技術的な部分で雑魚すぎた感が強いです。
あと、この開発をしていた時期は物販をしてなかったので、完全に自己満ツールで、しかも自分で使わないツールとなってしまいました。
技術力もビジネス力も両方死んでました。
2個目: タスク管理ツール…(?)と思いきやSNSやメモや謎の機能が多くてなんかよくわからないツールとなったウェブアプリ
概要
最初はなぜかSNS超絶劣化版みたいなもの(ツイッターの投稿できて削除できる風なやつ)をノリで作り始めて、タスク管理もできたらいいんじゃね!?と思いタスク管理っぽい機能も追加し、jiraとかRedmineのようなかんばんタスクツールも追加し、マークダウンのメモ機能もあったらいいよね!?とさらに追加し、読書した記録も取れたほうがいいよね!と追加し、死にました。
結果
この頃はCI/CDを用意して継続的にDocker Imageに焼いてBuildしてってのを繰り返していたので、デプロイした瞬間には挫折しませんでしたが、自然にフェードアウト。
振り返り
当時、なんかノリで作り始めて、まあでも技術力も伸びるし一石二鳥♪みたく思っていたのと、作る部分(コードとかアークテクチャっぽいものとか技術選定っぽいやつ)にこだわったというか、今振り返ると最低ライン程度ではあるんですが、そっちに意識が向いて作ることに必死になっていたのがちゃんと死んだ要因かなと思います。
技術力は明らかに少し伸びたんですが、ビジネス力が死んでいました。
ちなみに今はひたすらコードを消しまくってこれになってます。
↓
動画だとこれ↓
わりと、というか、普通に自分で使っているんですが、ビジネスとして成立させるのはちょっときついかなって印象です。
stripeとか入れてサブスクリプションとかはできますけど、こういう普遍的なツール系は強いやつに勝てないと思うんですけど、どうなんですかね!?買いますか!?
買うなら本気で改良しまくって作っちゃいますよ!?
というネタは置いておきつつ、この手のやつは月額980円とかがテンプレなので、もっと欲望が強いジャンルとかプログラミングが価値にならない部分にしないとだめだなーって思っています。
あ、ちなみに無料でとりあえずは解放してるから、使ってみたかったら使ってみてね!
3個目: GRCの劣化版SEO検索順位チェックツール
作ったもの
- GRC(Google検索の順位チェック自動化ツール)の劣化版っぽいもの
- macとwindowsのデスクトップアプリで、起動すると登録されてるサイトとキーワードの検索順位を勝手に調べることができるもの
結果
作ってから挫折した。
普通に動くし使えるんだけど、個人でも検索順位追跡ほぼしてないという。
振り返り
この頃は「どうしよう〜稼げるアプリ作れないよお〜〜」ってほざいてて、それで「ニーズがあるものから作ればいいのでは!?ムム!?SEOアフィリエイトやってたし、GRCっぽいの無料で配ればいいんじゃないか!?」「しかもElectron(デスクトップアプリを作れるフレームワーク)の勉強になるし!?」とかいう謎の思考をしてまたノリで作り始めました。
今思うとどこで稼ぐのか決めてないと結構きついなと思うばかりなんですが、プログラミングあるあるの、「でも勉強になる」みたいな勉強搾取されまくりマインドでこちらも作ってしまいました。。。
4個目: 記事の差分追跡ツール
作ったもの
- 登録したサイトの記事を追跡できるツール
- 具体的な用途としては、アフィリエイトサイトの記事の変更の差分とかを見れる
↓こんな感じで取得できます。
日本でトップレベルに有名なブロガーさんのやつをたまたま登録してしまってました。ごめんなさい。この通り。
こう見るとちょいちょい変更してるのが分かりますね、っていうツールです。
ちなみに直接そのサイトに向けてフェッチするので対策不可能なので結構うざいツールです。
結果
ぶっちゃけぼくは使わないし、今はダウンロード停止してるんですけど、誰か使いたい人おるぅ!?
(おる気がする)
ちなみにこちらも失敗しました。
振り返り
Electronアプリ2個目ってことでなんとなく作ってみてこちらも「勉強になる!!!」と思って案の定お蔵入りしたんですが、案外これ使えね!?って今振り返っていて思いました。
直フェッチするので、ちゃんとした品質までアップデートすればかなり永遠に使えそう。
だけど、稼げないとやる気がなかなか起こらない。ちゅらい。
欲しい人いればダウンロードできるようにできるッス。
5個目: KUJIRA SEOウェブ
作ったもの
- 検索順位追跡とコンテンツ追跡をダウンロードできるようにするために用意したウェブのKUJIRA SEO
- ワードプレスのサイト分析機能が結構良いかも
結果
多分失敗したと思います。
まだ集客というか人のアテンション(インプレッションみたいなもの)すら集められてないので、それを見てどうすかなーって感じ。
サブスクリプション系で個人で使うSEOツール類だとちょっと弱い感じがするので、(あと、Ahrefsみたいな最強ツールには技術的にできないので)人が集まってきたらビジネス系の仲介プラットフォームっぽい機能を入れるか、類似アプリ作るか、って夢物語を描いてます。
集客させてくれー!
おいおまえらー!無料で使えるSEOツール10選に入れていいんだぞ!修正するから!ほら!?な!?先っぽだけだから!な!?ほら!?
振り返り
これ作ってるぐらいから技術的な部分(プログラミングとか)で言うと、徐々に慣れてきて自分のテンプレ技術みたいなのが定着してきた感があって、コード書くとか調べながらやるってよりも、ほとんどの工程が過去にやったことあるコードを引っ張ってきてリファクタしたり、書く前にこうすりゃできそうとか、UIのパーツもこんな感じのがあるからここに置こうとか、そう言う感じになった感じに進化したような気がします。
↑文が長い。
個人でプログラミングでビジネスするっていうところに比重を置くなら、徐々にビジネスサイドのほうに集中しないとだめだな〜って思い始めたところです。
ビジネスサイドから見た時に、実装はただのコストだからです、と、ここらへんから悟り始めました。
6個目: アダルトウェブアプリ
作ったもの
- アダルト系のウェブアプリ
- 会員登録できてなんか書き込んだりできる系(UGCコンテンツみたいな)
結果
初めて労働以外のプログラミングで収益がアフィリエイトで出て、PVも月間4万PVぐらいいったんだけど、これは多分ほぼほぼ失敗した気がします。
失敗した理由としては完全にビジネス的なリサーチ不足で、AVのアフィリエイトが想像以上に売れなさすぎたことが原因です。
なんかPVは集められるかもしれないけど、そのPVが薄いから、どうしたものか… みたいなよくあるやつにハマりました。
ついでに単価がそれなりにある出会い系層にリーチする施策も思いつかなくて、、、いやあるにはあるんだけど、、、ウガアアア!!!!!
あと決済APIとかがStripeとかの定番が使えなくてそこも気軽に商品販売とかにいけないのがつらい。というか、アダルト系は結構コンプラ的にやりたいことがやりにくいのが想像以上にきついというか、ちゃんといろいろ専門家を用意するコストとか用意しないとまじできつい。
というのと、UGCは想像以上に難しい、というか、書き込みがあるから面白いっていうその良い感じのスパイラルに入れ込むのが難しい、というか、戦略が明らかに必要そうです。戦略がなかった。雑魚か。
振り返り
「アダルトは稼げる」「AVが売れねえだぁ!?いや、売れるっしょwwww」みたいな安易な偏差値48ぐらいの発想で突っ走ってしまったのが失敗した原因だなとこればかりは思います。
PVはあって地味にユーザーもつけられていなくはないので展開次第では化ける可能性もあるかもしれないんですけど、ちょっとその施策思いつかないというか、厳しいなーってこの記事を書いてる時点では思ってます。
技術的な部分で言うと、もうほぼほぼ自分の型っぽいのがキマってきたので、型をどう使うかと、型をもうちょい応用させられるようになると悪くないのかなと思います。
エンジニアの労働に関して言うと、ぼくのエンジニア労働の時給推移に書いてるように時給がまあ悪くはないけど、良くはないって感じなので、型っぽいの洗練させて地味に成果物納品系に行きたい感もなくはないなーってところです。ここはもう少しノリで行きたいと思います。
1年の個人開発の失敗から得たもの
技術力に関して
技術力って言うとなんかカッコイイというか、すげえできる風に聞こえるんですけど、シンプルに言語とフレームワークとかを使った開発能力に関しては、かなり伸びた気がします。
個人で作り始めた頃は実務で1年プログラミングをしていたとはいえ、今思うとクソ雑魚で、まともにUIとかが作れないというか、インフラちっくなところ速攻で用意してAPI立ててフロントシコシコ書いてCI/CDコピペしてってのが全然できていなくて、今は微妙にそこらへんはテンプレ化してきて、フロントに関して言うとかなり作業感がでてきてるので、伸びた気がします。
ただ、この「技術力は伸びる」っていうのが個人的には個人開発というかプログラミングの罠だなと思っていて、お勉強してる自分エライみたいなオナニー状態にいつまでいるんだっていうところを早く脱したいところです。
労働の市場価値が上がるのは良いことっちゃ良いことではあるものの、裏を返すと、労働力を高めて時給上げてさらに労働にフォーカスするっていう状態に自然と向かっていっちゃうのがデメリットだなと思います。
あと、地味にコード書けるようになってくると、プログラミングを辞める決断ができなくなりそうなのが地味に微妙に少しだけ微妙に怖いっちゃ怖いです。
ソフトウェアとビジネスに関して
ある程度コード書いてくると、っていっても、プログラミング歴は記事書いてる時点で2.8年ぐらいだけど、ウェブアプリ、もう少し広い意味合いで言うと、ソフトウェアは明らかにビジネスサイドの仕様と設計ありきでしか意味がない行為だなと思い始めたのと、それを実感しています。
時流であったりニーズ的な側面と、そしてそれを満たす何かしらのユースケースが決まって、どうしても必要だから仕入れとしてプログラムが仕方なくコストとして発注されるというか、これは個人開発でも同じだと思いました。
基本的にユースケースが決まってしまえば、多少の品質の違いはあれど、プログラミングは単純作業なのかもしれないと最近思います。
いわゆるクリエイターって部分とは少し違くて、プログラミングは属人性のないスキルで、むしろ属人性がないほうがいいのがプログラムの内部仕様なのではないかと思います。
ただ、プログラムが書ける人(システムが分かる人)だからこそ出てくる世間のイノベーションのようなものもあって、有名なのはブロックチェーンとかな感じな感じの感じです。
パリピでパソコンよりもスマホのがいいだろwwウキャキャwwって人がいきなり中央集権的なデータの管理って力がそこに集中しすぎてやべえから分散化するためには世界のコンピューター繋いでみんなで監視し合って管理したほうがうんぬんみたいなことは言い始めないと思います。つまり、そういうことです。
とはいえ、明らかに普通の視点で考えると、やっぱ一般的なユースケースを決めてそれを発注する側になれるほうが強いというか、資本層に近いよねってのは思うところです。
クソ脱線してしまったのと、なんかインテリオナニー中毒者みたいになってしまった。
まとめ
ぶっちゃけ個人開発でほぼ失敗したんですけど、これからどうするかな〜ってところを悩んでます。
多分技術的にはそれなりの収益ぐらいのアプリなら個人でまあまあ早く作れる気がするんですけど(ある程度稼げるようになったら人に頼むとして)問題は、どう作るかではなくて、何のジャンルで何を作ってどう集客してどうマネタイズして的なところで悶々としています。
昔ビジネスっぽいことしてた時は逆に「こういうのが稼げそう、ああいうのが稼げそう、アツイ」みたいなところに意識向きまくってたけど作れないみたいな状態で、今はわりと逆っていう、なかなかのジレンマです。
とりあえず日々悩みながら生きていきますってことで、1年間個人開発失敗しちゃったわょってことで、この記事は一旦終わり😍