始めに
こんにちは〜、まんじです。
今回は「プログラミングをやれば稼げます!!」は嘘なのか本当なのかというテーマを書きたいと思います。
実際の現場のエンジニアの収入やらを含めて考えると、別に嘘ではないものの、始めてちょっと勉強したぐらいで稼げるようなそんなライトなものではないという感じです笑。
0から2~3年やってようやくフリーランスあたりになれるぐらいの技術力と実務経験がついてきて、そこから少し人生の自由度が上がる程度(いわゆる稼げるって区分になるのと、フルリモートできたり、とか)です。
インフルエンサー的な人たちの言い分
「プログラミングをやれば稼げる」
- プログラミングやったことない系インフルエンサー
- プログラミングやっていたけどそんながっつりプログラミングやってない系インフルエンサー
- アフィリエイトやスクール集客が目的のインフルエンサー
こういった属性の人たちは「プログラミングをやれば稼げる」と言いがちです。
ただ実際問題、インフルエンサーの人たちがプログラミングを使って稼いでることは皆無で、プログラミングをやって稼いでる人はそこまで軽く「プログラミングをやれば稼げる」とは言いにくいのかなと思います。
というのも実際ぼくもプログラミングでフリーランスで稼いでますが、「プログラミングをやれば稼げます!さあ!」みたいなことは結構言いにくいです。
確かに世間の一般的な職業に比べれば稼ぎやすいし自由度も高いしスキルも身に付くわけなんですけど、覚悟決めてやる必要があるというか、なんといっても最初が特に重いです。
誰でも稼げるってよりかは、最初の結構きついシーズンを抜けてITの界隈でちゃんと技術力とか実務経験がある状態になってようやくそこから稼ぎやすくなる(年収で800万円〜)ってぐらいです。
あとついでに、プログラミングを使って早く収入を上げていく場合は他の職業同様にその他大勢と同じペースで歩んでいては無理なのでそこらへんにいるピヨピヨを蹴散らしていくみたいな強めのマインドっぽいものも必要になってきます。
そんで稼げるようになってからも仕事自体は時間に対してそこそこハードだったりするので、多少稼げるようになってからもまあまあ大変です。
「この実装ほんとにできんのか・・・?」とか
「リリースに実装間に合うのか?」とか
「バックエンドの言語変わるけど勉強するか・・・?」とか
プログラミング使って働いてる限りは常にそういう感情と生きていきことになります。
「プログラミングで稼ぐ」の実際のところ
ここからは実際のところのお話。
前提条件: 駆け出しシーズンは普通につらいというお話
- 勉強して実務入るまでの期間
- 実務入ってから1.5年ぐらいの期間
これらの期間はほぼ例外なくきついしつらいです。
勉強して実務入るまでに関して言えば、まず無給だし、エンジニアになるためには短くても4ヶ月ぐらいは学習に時間がかかります。
しかもその4ヶ月も楽にちょっと勉強して暗記して〜とかではなくて、「よくわからん…」とか思いながらも必死こいて手を動かして調べて勉強する4ヶ月とかになるので勉強内容(実装内容)自体も重いし難しいです。
そんでようやく実務入れたと思ったらプライベートな時間で勉強したりしていても、1人称でそれなりに開発できるぐらいになるのに1.5年ぐらいはかかります。
実務経験1.5年なんてエンジニアの世界だとまだぴよぴよ初心者の段階なので、市場価値もたいして出ません。
「あれ、2年ぐらいがんばったけど、まだ初心者じゃん・・・」ってのが実際のところです。
ただまあまあがんばって2年ぐらいやると。ここらへんから徐々にプログラミングの旨みというか恩恵も出現し始めたりします。
旨みとかってのはフルリモートとか、フリーランスになれるとか、そこらへん。
プログラミングで稼ぐ場合のパターン
パターン1: 正社員で地道にやる場合
実務入ってからどこかしらの会社で正社員になって地道にやっていくパターンです。
- 最初は年収300万円代~400万前半からスタートが多い
- リモートができる会社が多い
- 働いてる時間にスキルが伸びて技術力が身に付く
- 実務経験年数に加算される
- 毎年地道に年収は上げられる(毎年30~50万円ぐらいの幅?)
- 切られるとかは基本的にない世界線
ここらへんが正社員で稼ぐ場合のパターンのおおまかな特徴です。
「プログラミングで稼ぐ!」ってほど稼げないというかぶっちゃけ稼げる金額は普通で、正社員の場合は歴で5~6年やってきてようやく年収で600~700万円ぐらいになるのかなーというところです。
↓の記事でも書いてるように転職ゲーを定期的にすれば、もっと早く年収を上げることも可能ではあります。
だけどまあ、、、「プログラミングをやって稼ぐ」の最も王道パターンの正社員では、ぶっちゃけそんなにすぐ稼げるようにはならないってのが現実的なところです。
Youtubeとかで会社で働く実際の開発エンジニアたちのインタビューみたいなものとかを見れば解像度が上がります。
「ああ、、、こんな感じか」「こいつらに混じってやっていく必要があるんだな・・・」てきな。
歴で5年以上とか10年以上とかのエンジニアしてる人たちと同じフィールドで戦っていく必要があります。
パターン2: 技術力が低いけどウェブ制作で稼ぐ場合
プログラミングで稼ぐ場合のパターン2としては、プログラミングやってウェブ制作で稼ぐ場合があります。
ウェブ(ソフトウェア)エンジニアほど技術力は要求されないことが多いですが、正社員とか準委任契約フリーランスで働く場合は給料とかもウェブエンジニアに比べれば安くなりがちです。
理由はシンプルで、そこまでの専門性が必要とされないことが多いので、そこまで高い報酬を出して会社側が雇うする必要がないからです。
稀にウェブ制作フリーランスで稼ぐ人もいるっちゃいるんですが、その場合はプログラミングというよりかは営業で稼ぐスタンスに近いです。
そのケースの場合は営業ができて案件が取れればあとはコード書ける人にお願いすればいいからです。
パターン3: ウェブエンジニアで技術力を高めてフリーランス系
ウェブエンジニアで技術力を高めて実務経験で大体1~3年程度やってフリーランスになると実際問題、稼ぎやすくなります。
技術力が平均的なレベル感でも時給4000円、年収で800万円以上ぐらいは普通に狙っていけますし、フルリモートとかもしやすかったりので人生自由度みたいなものは結構上昇します。
自分はこのタイプでやっていて、確かにこのタイプにはめていければ「プログラミングは稼げる」といってもあながち嘘ではないと思います。
例えば、時給5000円ぐらいになればホワイトな労働時間でも年収1000万円ぐらいにはなります。
個人的には正社員より全然稼ぎやすいというか実務経験年数とかが短くても気合いで高収入レンジ帯に持っていけるんで、正社員よりもフリーランス派です。
あとついでにフリーランスになると「経費」ってやつで事業に関係ある出費は収入から削って税金を払えるようになるので、可処分所得自体は上がりがちってのはあります。
プログラミングは確かに稼げるけど「楽に・すぐに・誰でも」ではなかったり
「プログラミングをやって稼ごう!」は、プログラミングはある程度実務経験を積んでからフリーランスになるとかで確かに稼げるんですけど、「楽に・すぐに・誰でもいける」って感じではなかったりします。
- プログラミングを始める
- つらくて大変でも最初の期間を突破する(1~2年は最低でもかかる)
- エンジニアの界隈で平均レベルの技術力以上に持っていく
- ↑ここらへんでようやくフリーランスやら転職やらの選択肢が出現
- 結果、稼げる、人生の自由度が上がる
めちゃくちゃ早い人でも0からだと1.5~2年ぐらいは、いわゆる「プログラミングで稼げる」って言える状態にするまでには時間がかかります。
逆に言うならそれぐらいの期間ガチれる人はコアスキルとしては強固だし、プログラミングで年収800~1000万円とか月収100万円とかにしてから起業とかそれぐらいの収入を維持とかもできるんで、悪くはないスキームかなと個人的には思っているところです。
世の中にはがんばってもほぼ報われないゲームと、がんばると報われるゲームがあると思うんですけど、プログラミングに関して言うとがんばればちょっと上の方に書いたぐらいのメリットは得られるスキームのゲームです。
まとめ
プログラミングをやれば稼げるは嘘なのか?ってテーマで書いたんですけど、実際にがっつりめに数年っていうスパンでやれるなら、確かに稼げる部類の区分に入ると思います。
フリーランスエンジニアの平均ぐらいの時給の4000円とかって冷静に考えて普通にすごくて、1日9時間とか働いたりすると年収1000万円に限りなく近づけられるとかもできるわけなので、プログラミングが稼げないスキルと言いきることは難しいです。
コツコツ地道な勉強(実装)作業ゲーを数年っていうスパンでやれる人はプログラミングで稼げるのはほぼ間違いないので、良い感じなのでは?という感じ。