始めに
ういっす、まんじです。
今回はドバイに住む前に知っとくといいぞ的なことを書いておきたいと思います。
いわゆるドバイ移住を考えてる人向けの記事です。
下の記事と内容は少しかぶりますが、この記事(これ!これ!どっちだよ…)のが本音というか主観強めに書いてます。
1個目: ビザの問題が深刻(ぶっちゃけ法人維持がわりとだるい)
ドバイに住む前に多分1番知っておいたほうがいいのが、ビザの問題です。
これが1番だるいです。
- 現地で雇用されるビザの場合は会社から切られたら1ヶ月以上ドバイ(アラブ)にいれない(多分1ヶ月だったと思う)
- ビザがないとそもそも延長しても多分2ヶ月程度しか住めない
- 1ヶ月ごとに別の国に出るのは比較的簡単なんだけど、単純にだるいしなぜビザがないのにそんな長期間いようとするのかってのはある
- 法人から自分にビザを発行してると、法人の維持が現地に住める前提条件になる
- ↑更新費用上がるとか、手続きが増えて追加費用が必要とか、法律が変わるとかで、結構いろいろとだるい
- その他の方法だと、わりとコロコロ変わるので安定して住めない
ほとんどの場合は法人の維持でドバイに住むことになるんですけど、法人維持がわりと大変というかお金がかかります。
基本的に値段が下がる方向じゃなくて上がる方向に進んでいくのと、ぶっちゃけ、代行会社の言い値で商売が進みやすい領域です。
1人で現地のエージェントに英語で依頼することもできなくはないんですけど、そもそも相場感が分からない(何かあるたびに高い金額を請求される)みたいなことになりがちなので、ここが多分ドバイに住む上で1番しんどい部分だと思います。
ただぶっちゃけたところ、そういうことに詳しい人からの情報とお金で解決できます。
というかお金で解決できます。
あとは信用できそうな人を選ぶってのがあるんですけど、信用できそうであっても商売でやってる以上多く利益をのせようとしてくるのは当然のことで、ここが結構難しいところです。
(法人変えたりするとまた1からなのでお金も時間もかかる)
2個目: 「無税ウェイw」に関して
ぼくも住む前は「無税ウェイw」って思っていたんですが、ドバイのルールがコロコロ変わっていくので、完全にずっと永遠に無税とは限らないのが注意事項です。
メインランドとフリーゾーン法人っていう2つの法人があるんですけど、2023年の6月(?)からどっちも利益が1200万円以上ぐらいからは税金が入るルールに変更されましたし、とにかく変化していきます。
あと、いわゆる普通のラインの収入ゾーンだと無税は全然謳歌できません。
もともとの稼ぐ金額が少ないと日本に住んでいても大して税金がかからないからです。
一方でいわゆるガッツリ稼いでる系のクラスになると、タックスヘイブン系の国にオフショアっぽいのを作るなり日本でも20%の税金で吐き出していたりその他最強節税メソッドを熟知していたり、リーチできる情報とやれることが違うので、「何をそんな40年前から当たり前のことで騒いでるんだ雑魚たちゎ」って感じなのかなとは思います。
↑すみません、難しいことを書こうとすると補足情報が増えすぎて文が長くなる。
税金の安さだけを目的にするとドバイは多分結構しんどいです。
3個目: 移住に必要なお金のこと
お金のことに関してはこんな感じ。
- 法人設立と1年目の費用で大体全部こみこみで200~400万円前後
- そこから毎年100万ぐらいが法人維持で出ていくのが相場感(ライセンスによる)
- 純粋な生活費は月25万~40万が日本人が許容できる最低ライン
- ドバイから少し離れたアラブの中(サルジャ、アブダビ、ラサールハイマとか)なら月20万あれば普通に暮らせそうだけど、わりと不便
- 突如でる出費とか法律の変更とか含めると、最低でも100~200万は貯金があったほうがよさげ
日本の法人に比べると余裕で高いんですけど、それが税金みたいなもんです。
4個目: ドバイに住んだところで、やっぱ日本人
多分どの日本人もそうだと思うんですけど、ドバイに住んだところで心は結構な割合で日本にいるというか、そういうことは思います。
ドバイ最高系の人もドバイにはいるんだけど関わってるのは日本人だけとか普通にあります。
むしろドバイはそういう系の人が95%ぐらいな気がします。
ぼくもなんだかんだでドバイに住んでいても日本人にはわりと会いますし、ブログを日本語で書いてる時点でやっぱ日本人なんだなと海外に出てみてめっちゃ思いました。
5個目: 観光スポットは1ヶ月ぐらいで飽きる(かも)
人に寄りけりなんですけど、ぼくは最初の1ヶ月ぐらいで観光スポットというかドバイの遊び場っぽいものは飽きました。
厳密に言うと、もっと探せばもっとスウィートスポットがあるんですけど、お金と時間両方がかかる(ハマると多分本当に溶ける)のでそこまで遊び比率は高くなくなりました。
- ブルジュハリファ(バージュカリファ)と、ドバイモール
- マリーナ、JBR
- パームジュメイラ
こういう定番のところには定期的には行くんですけど、観光で来た最初の時と比べると普通というか普通という感じになってきます。
日本に比べると娯楽というか、消費によって得られる娯楽は減る確率が高いです。
日本人だからってのもあると思うんですけど、お金を使って楽しめる娯楽の多さは日本が純粋にすごいと思います。
6個目: 日本に住むよりやっぱり全体的にお金がかかる
あとは法人維持費とか含めたビジネスチックなほうの固定費。
わりとどれ取っても全体的には値段は上がります。
スタバとかは1杯1000円なので、友人か知り合いかビジネス繋がりの人と外食行ってちょっと遊ぶと1~2万はあんまなんもしてないのにどっかいっちゃいます。
7個目: 日本より全体的にお金がかかるけど、思っているよりはかからない
逆説的なんですけど、ビザと外食が高いだけで、普通に生活していればそこまでお金はかかりません。
純粋な生活面では月25~30万ぐらいあれば普通な暮らしはいける気がします。
ただ、月20万とかだとほぼ無理というか、それぐらいの手取りだとドミトリーっていう1部屋に数十人とかに行くことになるので日本人には耐えられないと思います。
法人のお金も含めて考える場合は、最低ラインが月40万円ぐらいな気がします。
年収だと480万円なので安いと考えるかどう考えるかです。
突然の出費とかもあったりするので、なんだかんだで月60~70万円は収入が欲しい感じはします。
8個目: 空気が日本のがうまい
日本だと朝に外でると、「ウハ〜空気きもてぃ〜〜」みたくなるかと思うんですけど、ドバイは空気がうまくないです。
日本は無料であんなに良い空気が吸えるなんて最高だったんだなと思います。
9個目: 飯が日本のが安くて圧倒的にうまい
「池袋とかでラーメンをあのクオリティで1杯1000円で食ってた人生に感謝あるのみです😌今日も積み上げです😌」ってレベルに違います。
結構グルメな人とか、飯大好きな人にはキツイというか、相応のうまさとまあまあなロケーションを求めると1回のお会計が最低1~2万円ぐらいからになります。
あとぼくはお酒をほぼ飲まないタイプの非アル中なんですが、アル中はドバイはきついと思います。
ドバイはお酒が高いです。
10個目: 現地で人と関わらないと普通にめっちゃ孤独
現地で友達なのかビジネスパートナーなのか、何かしらのつながりを作らないとわりと孤独できついです。
インターネットとドバイにいるor来る日本人とずっと関わって暮らすのもいけるっちゃいけるんですけど、日本にいる時よりも圧倒的に世界が広がっていかないです。
なので必然的に英語というよりも、コミュ力やビジネス力が必要になります。
ただ税金安い目的だけで来るとわりと寂しいというか苦行が待ってる確率が95%ぐらいです。
一方で、「税金も安いし海外に住む経験も得られるし英語もできるし」みたくいろんなメリットを感じられる人は多分向いてると思います。
11個目: 現地で人と関われるようになってくるとめっちゃいろいろ多様性的な側面が広がる
- 出稼ぎに来てる人
- 海外(まじでいろんな国)からビジネス目的で来る人
- ローカルの人
- ドバイにいる日本人
ここらへんのいろんな属性と話したり時間を共有すると、想像以上に自分の世界というかなんかアレが広がります。
いわゆる日本にいると気付けない的なアレです。
英語ができないと「なんだこの日本人、まじで英語できねえ」みたいな態度を取られることも多くて結構メンタル的に強くならないとなんですけど、そういうのも含めて多分勉強になります。
日本にいると評価軸というか物事の判断基準が日本であることが当然になるんですけど、ドバイとかいると基準値がみんな違いすぎていろいろな多様性を本当に知れます。
自分が信じていた当たり前とか物事の良し悪しとか善と悪とかの基準値って、日本でそういう1つの思想みたいなのがあるだけなんだなみたくそういう悟りっぽさが出てくるっちゃ出てきます。
12個目: 帰りたくなったら帰れる
- ドバイに移住します!!
- バンコクに移住します!!
- フィリピンに移住します!!
- シコンバレーに移住します!!(←界隈が少し違う)
こういう移住系をすると一生そこにいないといけないかというと、別にダメそうだなと思ったらまた日本に戻ってやり直すだけです。
日本はお金がなくてもちゃんと暮らせるように社会インフラから整備まで整いまくってるので、海外でほぼ全部失って失敗しても日本に乗っかれます。
13個目: 日本には普通に帰れる(ただ、お金が余計にかかる)
いわゆる税務上の居住判定みたいなところで、年の半分ぐらいウンタラなんですけど、日本に生活の主体となる実態がなければ日本には普通に帰れます。
気合入れれば年の半分ピッタリぐらいってのもいけるというか、実際にそうしてる人はわりといます。
14個目: 恋愛が多分しにくい
なんだかんだで日本人は日本人が好きなもので、ドバイに来るとそもそも日本人の総数が圧倒的に減ります。
そんでもってドバイに来てる日本人は男女両方とも99%変なやつなので、日本人をターゲットに恋愛するのがドバイにいると究極に無理ゲーになります。
ドバイというよりも、海外に移住する最大のデメリットがまじでこれな気がします。
特に20代とかの若い時期だと尚更で、27歳のぼく、まじでちゃんと死亡。
15個目: 飛行機は飛べる電車
「飛行機は飛べる電車」って思ってると、「所沢から池袋行ってくるわ」ってノリと近く「成田からドバイ行ってくるわ」ってなります。
なので、変に海外だからって重く考える必要はなさげなことを知っておきたかったかもしれないです。
ドバイから日本は10~11時間で直行便だと10~20万エコノミーでも片道かかるけど、いやそれは少し高い飛べる電車に乗るだけだろてきなマインドセット。
トランジットでもっと安い時期だともっと安く飛べます。
16個目: 日本より全然イキれない
いわゆる稼いでるクラスタも稼ぐ金額が大きいのと、稼いでないクラスタも稼いでるクラスをよく知っているので、イキりにくいです。
(ぼくの場合、日本でもイキれませんが…オワタ)
17個目: 20代で日本人だとまじで少ない
すみません、これはぼくの自分事なんですけど、20代で日本人に絞るとドバイだと少なくて少しの寂しさを感じるような錯覚を起こします。
まとめ
まあまあ長く書いたんですけど、移住前に知りたかったことはわりと網羅できた気がします。
初期費用払えて、かつ継続的な収入が見込めて、貯金も少しあるならドバイは選択肢の1つとして悪くはないと思います。
個人的には多様性って言葉を感じることができるのが1番のメリットなんじゃないかと思います。